輸出で送れない!「アルコール濃度」「引火点」って?
先日、アフターシェーブローションという香りのついた髭剃りを海外へ送ろうとしたのですが、アルコール成分の有無を疑われてしまい、成分表の提出、もしくはメーカーに電話して「アルコール濃度」「引火点」を確認するように言われました。この時「アルコール濃度」「引火点」について調べたことについて書きます!
まず、国際郵便サービスで化粧品を送る場合、アルコール濃度と引火点の数値が下記でなければならないとのこと。
- アルコール濃度 ⇒ 24度以上(正確には24~60度は送れるか不明)
- 引火点 ⇒ 60度以下
次にそれぞれについて少し解説します。
アルコール濃度
これはそのままの意味で、液体にどの程度のアルコールが含まれているか?の濃度です。
ちなみに、コロンを製造販売している化粧品メーカーにアルコール濃度を電話で聞いても教えてくれませんでした。
電話で聞いても、その製品のアルコール濃度が24度以上か?24度以下か?しか回答してもらえず、化粧品内に配合されているアルコール濃度は企業のノウハウなので正確な数値は教えることはできないということでした。
引火点
輸出しようとしている商品の「引火点」が60度以上の物は国際郵便サービスで送れません。
この引火点の意味が良く分からなかったのですが、例えを出してもらえると分かりやすかったです。
<例>
○ 引火点75度 ⇒ 液体が75度になったときに火を近づけたら引火する(74度の時に火を近づけてもまだ引火しない)
× 引火点50度 ⇒ 液体が50度になったときに火を近づけたら引火する(49度の時に火を近づけてもまだ引火しない)
つまりは、「液体の温度が低くてもすぐ引火してしまうような危険な液体」は海外へ送れないよ!
(飛行機に乗せることができないよ!)ということです。
仮に、引火点0度の物だったら、すごく液体が冷たい状態(液体は0度)にも関わらず、火をつけたら引火してしまうので危険!ということになります。
「引火点」が60度以下の物は国際郵便サービスで送れるということは、液体が60度まで熱くなった状態になっても火を近づけて引火しないくらい安全性が高いものしか送れないようにするための基準を設けているということですね。
「アルコール濃度」「引火点」が高くて送れない物の一覧や、濃度が高いコロンを送ろうとした時の対応について書いた記事を書いていますので、こちらも参考にしていただけるとより理解が深まると思います。
ツイート

Sponsored Link